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完成するのかしないのか…。本人でもわからない模型制作記。
by tank2pc

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名鉄3700系列HL車

少し前の事。2006年1月の臨時増刊号を読み返していてちょっと気になる記述がありました。それはP174『琴電に譲渡された名鉄3700系』の中で、要約しますが「名鉄3700系の主電動機はWH(ウェスチングハウス)製WH-556J6であるが、譲渡されてきた主電動機は三菱製MB-98Aであった」というところです。
WH製WH-556J6と三菱製MB-98Aは共に定格出力75kwですが、WH-556J6が高回転型なのに対しMB-98Aは定格回転が低い。名鉄は譲渡に際し性能の劣る主電動機を淘汰したという事なのでしょう。

ここで思ったのは、わざわざ3700系にMB-98Aを換装しているという事は、名鉄自体にWH-556J6が不足していたのだろうか。確かにモ3700/20両、モ3730・モ3770/39両、モ3780/10両で、69両もの動力車があった訳ですから…。

名鉄3700系列HL車_e0001571_22362338.jpg
3年前に刊行された「RM LIBRARY 187 名鉄木造車鋼体化の系譜ー3700系誕生までー」があるので捻出元の車両を調べてみました。

3700系は一覧表があり、モ3700の種車はモ1060形/5両、モ1070形/9両、モ1087・モ1088・モ1091・モ1101/4両、モ3200形のうち3両の合計21両であった事がわかります。
主電動機はWH-556J6とSE-132(芝浦製)が使用され、モ1087・モ1088・モ1091・モ1101の4両の主電動機は三菱製のため予備品が使われたと思われます。

問題は3730系・3770系です。対照できる資料も無く、残る半鋼車で推測してみると、モ770形/2両、モ910形/7両、モ3200形/7両で合計16両。絶望的に足りない…。
そこで3780系の機器流用一覧を見てみると主電動機は3700系とモ3750形から流用しています。そして主電動機を譲ったモ3700にはモ3300形・モ3350形の主電動機を流用。その主電動機はなんとMB-98A…。譲渡車と同じ8両。この時点でMB-98Aを主電動機とする3700系が誕生した事になったようです。
名鉄3700系列HL車_e0001571_22391354.jpg
3730系・3770系製造ではすでに供給源が枯渇していて、モ3300形・モ3350形からWH-556J6を捻出し、替わりにMB-98Aを取り付けたと思われます。
これでモ3300形/4両、モ3350形/9両が加わり合計29両。さらに電装解除したモ3700より1両、デニ2001から1両で合計31両。
まだ8両分足りません。予備品を使ったのでしょうか?

3780系製造時にはすでに供給源はモ3750形2両しかなく、可能な限りのやり繰りで登場させたようです。体質改善を成し遂げた3700・3730・3770系の締めとして、クーラー搭載は支線区へのサービス向上のためにも名鉄としては絶対的な事案だったのでしょう。昭和41年、関東でも関西でもまだ一般車のクーラー搭載車両は無い時代です。
そして、3780系登場をもってHL車は全て名鉄3700系列に統合されたのです。







# by tank2pc | 2018-06-22 22:57 | 雑記

お久しぶりでございます。

お久しぶりでございます。

前回の記事upが2015年2月なので3年以上経ちました。模型制作記事も2011年9月以来上がっていません。
鉄道模型は卒業しているというのが現況です。

ただ、模型制作ブログとしては終わりましたが、こんな事をしてきたんだ〜という事で恥ずかしながら残しておこうと思います。自分の歴史でもありますからね。

そして、時々思いついた事、気になった事を書き留めてみようかと…。
SNSではメインのFacebookで、時々訴えたい衝動にかられる事もあるのですが、長文かつ興味の無い方には迷惑このうえ無い訳でして…。
だから、外部アピールも無くなった弊ブログで、自分のための備忘録として生かしてみようかと…。

模型やめたのも、気力…否、それ以上にもっと興味が湧いてくるものがあったりする訳です。
電車好きには変わりは無いし、特に名鉄はね!



# by tank2pc | 2018-06-14 21:49 | 雑記

懐かしの電車から〜京急230形

 横浜に越して来て一番気になった鉄道は「京浜急行」でした。初めて乗った時はワクワクしたけれど残念ながら乗車区間は横浜〜弘明寺。しかし弘明寺駅で待っている時に豪快にしかも立て続けに通過して行く運用形態は初めての体験で、その迫力と赤い電車の魅力にどんどん引き込まれていきました。

 これまでは新京成の旧型車ばかりで、京成の新性能車が憧れでしたから東横線や京急といった鉄道を知る事で趣味の世界は広がっていくのですが、スマートな新性能車の魅力から、旧型吊り掛け車は敬遠する存在に変わっていきました。

 しかし旧型とは言っても同じ電車です。230形が引退間近となった頃に気になって乗りに行ったのです。最後の運用となっていた大師線では小振りな車体と風景が妙にマッチしていたような気がします。乗ってみると不思議と魅力のある電車で、京急の代名詞であった大きな窓と独特の佇まいに引退を惜しく感じたのでした。

懐かしの電車から〜京急230形_e0001571_1841881.jpg
 写真は構内ですが快く撮影させてくれました。まだまだおおらかな時代です。そして、往年の本線走行をさよなら運転で体験する事ができました。短い期間となりましたが230形に乗車した事は、改めて旧型車に目を向けるいいきっかけとなったのです。


懐かしの電車から〜京急230形_e0001571_18414130.jpg
 そして30数年の時を経て遂に鉄コレで登場。無事に手に入れる事ができました。Iさん、ありがと〜。とりあえずこのままだと、さよなら運転のオールM編成が再現できますね。


 初めて「京浜急行」を見たその年、「都営1号線」と相互乗り入れが実現しました。懐かしの地と線路が1本で結ばれたのです。当時はそんな事は知る由もなく、京急に惹かれていったのも不思議な縁だったのかもしれません。
# by tank2pc | 2015-02-15 18:52 | 鉄コレ

懐かしの電車から〜東急3500系

 船橋から東横沿線に越して来たのは小学校に上がる頃。新京成で育った私にはまるで異国の地の東横線に馴染むまでは少し時間がかかったような記憶があります。とは言ってもそこは同じ鉄道です。次第に興味を向けるようになっていきます。
 グリーンやシルバーの電車。急行も走っている。新京成には無かった風景。川を渡る鉄橋や短いながらトンネルもある。乗り換えもたくさんある。そして色々な鉄道を知り、やがて私鉄電車に魅了されていくのでした。


 さて先日行ってきました、ヨコハマ鉄道模型フェスタ。目的は限定鉄コレ。出遅れて開場後の到着でしたが並ぶ事も無くすんなり手に入りました。会場も少し見て行こうと思っていたけど、あまりの人の多さに即退散。人混みは苦手なのです…。
懐かしの電車から〜東急3500系_e0001571_17274821.jpg
 今回の事業者限定は目蒲線を走っていた海坊主こと東急3500系。社会人になってから渋谷経由を目黒経由に変更してお世話になった懐かしの電車です。東横線のラッシュは凄まじく渋谷も苦手だったから、たとえ乗り換えがひとつ増えようとも旧型車にランクが下がろうとも空いてる電車を選ぶ。そう、混雑は苦手なのです…。

 そんな頃にNゲージを始めたので、作ってみたかったひとつにこの3500系がありました。残念ながら制作には至りませんでしたが、今になってこんなに簡単に手に入るとはね。時代は変わっています。

 転職するまでの約2年間でしたが目蒲線と3500系という吊り掛け車で通勤したのはいい思い出となりました。目蒲線も今は目黒線に変わり当時の面影はありませんが、東横線のバイパスとしてしっかりと昇華したのは見事です。
 ただ渋谷乗り換えは不便になったようですね。目蒲線にシフトした頃から渋谷に出る事は少なくなっていますが、そういえば地下になった渋谷は未だ降りた事が無い…。時代は変わっています。
# by tank2pc | 2015-02-08 17:42 | 鉄コレ

新京成とピンク

 暖かい日差しの中をトコトコと習志野台地を走る小さな電車が私の中の新京成。こう書くとなんともほのぼのとしたイメージとなりますが、実際は吊り掛けの轟音を響かせながら、カーブではつり革をガッチャンガッチャン網棚にぶつける大合唱。それはそれは豪快なものでした。
 車体色はクリームとマルーン。京成1600形の塗色を採用したようですが、これは親会社の都合もあったかもしれません。京成から不要となったお古が順次入線し統一感もへったくれも無い田舎電車でありました。

 そんな中でクリームと赤い色の電車がいました。表現が難しいのですが、赤味の強いクリームとマルーンと言ったところでしょうか。
 この塗色の車両は新京成が独自に更新した記念すべきオリジナル車だったのですが、39・45形と126形という小型な車両のせいか、青電色に憧れる私にとっては迫力に欠けて格下の扱いでした(笑
 近年8000形がリバイバルカラーで走っていたのでそのイメージが強いですが、褪色もあったでしょう、私の記憶の中ではクリームはほのかなピンク色。マルーンも京急の赤に近かったような気がします。
 このクリームは「キャンディピンク」というかわいい名前で、これと新京成マルーンがその後の車両に採用されていくのです。
 この新塗色登場と旧塗色に青電色が加わり、カラフルで楽しかった時代を過ごせた私は幸せだったのかもしれない。
新京成とピンク_e0001571_20402323.jpg

 2〜3両でのんびり走っていたイメージの電車もいつしか5両編成が走り出し、赤い電車も両数を増やしていたような気がします。そんな頃、私は船橋から横浜に転居することになります。最後の新津田沼駅を降りた時、無かったはずのその先に複線の線路が伸び、新たなホームが完成を待っていました。幼いながらも新たな変化を目に焼き付け、親しんだ新京成にさよならをしました。


 沿線を離れてしまったのでその後の推移はよくわかりませんが、新型車に採用されたベージュにブラウンの帯が上品で、新京成というブランドがここで完成したと確信していたのですが、しかしピンクと縁は切れないのでしょうか。ステンレス車8900形がブルーとピンクの帯で登場します。このピンクは「チェリーピンク」という名前だそうです。もっともこのピンクは褪色が激しく後に赤色に変わりましたが…。


 昨年、新たに制定されたコーポレートカラー「ジェントルピンク」が車両にも及ぶ事になりました。インクでいうところのマゼンタ80%なのでそれほど奇抜な色ではないが、車体色を白にしたためピンクという色はどうしても強烈な印象を受ける。注目を集めるという事を重視したのだろう。今後ニューカラーはどういう評価を受けるのかちょっと楽しみでもあります。

 昔も今もピンクの新京成。個人的には今のピンク、慣れてきたせいか「アリ」なのかもしれない…(笑
# by tank2pc | 2015-01-25 20:49 | 雑記

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