完成するのかしないのか…。本人でもわからない模型制作記。
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名鉄を変えた東急車

 名鉄は昭和42年8月のダイヤ改正で急行を廃止しました。優等列車は特急と準急のみ。マイカーに対抗するために急行を特急に格上げした都市間連絡重視で、通過される駅の利用者にはたまったものではないダイヤ改悪だったのでした。

 しかし、単なる旅行者にとってはパノラマカーを筆頭に転換クロスを装備するデラックス車が頻繁に発着する光景はとても不思議なもので、そんな時代の体験がこの鉄道に惹かれていくきっかけとなったのは言うまでもありません。

 マイカー対策は結果的に質を重んじた2扉クロスシート車を増備し続けることになります。ところが、そんな事をしていられない状況がやってきます。第一次オイルショックによる鉄道にシフトした乗客増です。

 昭和49年9月のダイヤ改正で急行が復活します。本線では特急と急行が交互に発車する本来の姿に戻った訳ですが、個人的にはパノラマカーの特急に当たる確率が減るため大いに不満でしたが…。

 この時、名鉄として問題であったのは質にこだわるあまりにラッシュ対策が後回しとなった事でしょう。たとえ急行が復活しようが普通を増発しようが両数を増やそうが2扉クロスシート車ばかりでは根本的な解決には結びつきません。

 本格的な通勤車の導入が必要であるのにそれの実現には至らない中、東急3700系売却の話が持ち上がり、通勤車のノウハウを持たない名鉄は導入を検討をすることになります。昭和49年3月の事です。
 ちょっと裏話ですが、東急側は途中3700系を5000系に切り替えたということです。しかし直角カルダンを嫌う名鉄側は3800系と同じ運輸省規格型である3700系にこだわったのです。これがもし東急5000系となっていればまた今の名鉄は少し違っていたのかもしれません。個人的には馴染み深い5000系の方がよかったかなァ〜。

 そして昭和50年に東急3700系は名鉄3880系として転入してきますが、東急時代に界磁接触器が撤去されその復元も難しく、弱め界磁が無いという事はAL車との共通運用は成らず、独立した運用を組むしかなく当初の思惑通りにはいかなかったようです。

 しかし高速域こそ無理はあったがその加速性能や素性の良さを遺憾なく発揮し、旧型車とはいえ生粋の通勤車3扉ロングシートは最混雑列車に投入しても遅れを出さなかったのです。そしてこの結果がラッシュ対策に悩む名鉄にいよいよ通勤車導入にゴーサインを出すのです。

 3880系を導入した昭和50年に最後のあがきで7000系第9次車をもって7000系の増備は終了。翌51年末、遂に名鉄初の3扉通勤車6000系が登場するのです。性能こそ抵抗制御ですが小型のクロスシートを装備したのは名鉄の意地だったのかもしれません。それが評価されたのか新時代の通勤車としてブルーリボン賞をとったのもまた異例の出来事でした。

 名鉄のラッシュ事情はたかが旧型の3扉通勤車によって180度転換します。それほど両隣の都市とは比べられない事情があります。昼間帯はマイカーに対抗するためにデラックスな車両と転換クロスは必須であり、反面ラッシュ時の混雑は増すばかり。その両立に行き詰まっていた頃で、東急3700系の影響は計り知れないものだったのです。そういえば登場時の6000系のドア窓は小型ですね。こんなところにも影響があったのでしょうか?



 東急3000系キットはGM初期のプラキットで、Nゲージ制作のきっかけとなるアイテムでした。プラモデルを組んだ事があれば難しいものではありません。私も気軽に名鉄3880系タイプが作れるからすぐ飛びついたキットです。

e0001571_214449.jpg
 とは言っても制作を続けていればそれだけでは気が済まなくなってきます。随分前に名鉄3880系として作り直してみたものの結局満足行かず、今は手元にありません。

e0001571_2155084.jpg
 名古屋に行った東急車。名鉄に影響を及ぼした東急車。名鉄線上での乗車機会はありませんでした。あえて乗りたいとも思わなかったからです。まだまだ吊り掛け車はたくさんあった時代ですから。
 だけど3880系とすれ違うとすぐ分かります。東急時代にはありえなかった高速運転を強いられていたため悲鳴にも似た走行音でした。限界いっぱいの全界磁運転は確実に寿命を縮ませていたのです。弱め界磁さえあればまた違った展開があったはずです。

 そんな電車だからあっと言う間に名鉄を去ったのですが、地味ながらその存在価値はとてつもなく大きいのです。いつしか三度目をという目論みもあります。名鉄ファンとして敬意を表して。
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by tank2pc | 2013-07-23 21:21 | 模型と実車 | Comments(0)

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